Q1.自宅介護を始めたが、介護保険を申請していない。どうしたらよいか、誰に何を聞けばよいかわからない。
→近くの地域包括支援センターに相談し、ケアマネジャーと話をして介護保険の申請をするところから始めます。
入院中であれば入院中にソーシャルワーカーが相談業務を行っています。
Q2.訪問看護や訪問介護、デイサービスやショートステイをどんなところに頼んでいいかわからない。
→ケアマネジャーが決まると、介護度に応じて受けられるサービスがありますので、患者さんやご家族のニーズに合ったところを探してもらいます。
Q3.往診してもらいたいが、どこのクリニックがいいかわからない。
→ケアマネジャーがいる場合には、患者さんやご家族のニーズに合うところを探してくれます。
介護保険を使用していない、ケアマネジャーがいない場合や、病院やクリニックの主治医から勧められた場合はソーシャルワーカーから紹介を
受けることができます。また、インターネットでいくつかの往診クリニックを探して話を聞いてみることもできます。
Q4.訪問に来るスタッフやケアマネと信頼関係が持てないがサービスを断りにくい。
→事業所に連絡して、担当交代を申し入れることは可能です。 よくあることなので気にしなくて良いです。
Q5.家族が入院しているが、退院と言われても家で見られないのに一方的に言われて困る。
→担当看護師や、ソーシャルワーカーに家で見られない理由を挙げて、相談しましょう。
施設へ行く、転院する、自宅で見るなど、メリット・デメリットについて話を聞いたりアドバイスを受けることができます。
急性期病棟だけでなく回復期リハビリ病棟に入院した場合、まだ3か月~6か月あるから、と考えているとあっという間に時が過ぎてしまいます。
入院したら、退院後の生活等を考慮して、早めに退院後の行き先を決めて自宅の改修や、施設入居とする場合には施設探しをしましょう。
Q6.どんな施設に入居していいかわからない。
→特別養護老人ホームや、老人保健施設、高齢者住宅、グループホームなど多くの施設があります。
施設で受けられる介護や看護、料金は様々ですので、見学に行き施設の雰囲気やサービスの内容についての情報を集めることが必要です。
Q7.施設に入ったが思っていたのと違うから退去したい。
→退去については、各施設ごとのルールがありますので、契約内容を再確認してください。場合によっては入居一時金が返還されないことがあります。
Q8.お看取りと言われて自宅に退院することになったが、正直なところ最期はどうするかを決められない。
→患者さんの希望をあらかじめ聞いている場合には、それに沿って看取りへ進んでいきますが、何も話を聞いたことがない場合や患者さんが自分で考え
自分で決定できない場合にはご家族で話し合いを行い、決めていかねばなりません。
先送りしていると、いざとなったときにパニックになってしまいますので家族でしっかり話し合いを行うことが大切です。
Q9.家族のお看取りが近くなった。点滴をしないのは可哀そうになったが医師にはしない方がいいと言われた。医師に見放された気がして辛い。
→点滴をするのは延命の一つであって、治癒に結びつくものではありません。必要のない輸液を行うことによって患者さんの体に負担をかけることになります。 浮腫みや痰が増え、息苦しさや皮膚のトラブルが生じてしまうことも多くみられます。
医師は看取り期に入った患者さんの負担や苦痛を減らすことを優先して対応しています。
Q10.介護に疲れてしまったが、本人に言いにくい。
→思い切って正直に患者さんに疲れていることを伝えましょう。
ショートステイやデイサービスへ行ってもらうように、ケアマネや訪問看護師に進めてもらうことも良いでしょう。
はじめは嫌がられることもあるかもしれませんが、次第に慣れてこられます。
まずは困ったら、地域包括支援センターや、担当ケアマネジャー、入院中の場合は病院のソーシャルワーカーへ相談してみましょう!
なお、当法人でも現役看護師や介護士、施設での事務職、自宅での介護経験のあるスタッフが介護や療養、施設選び等を相談を承っております。
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